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『空の青さを知る人よ』映画レビュー:日常と非日常が交錯する青春の物語

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【ネタバレ注意】
本記事では映画『空の青さを知る人よ』の登場人物や象徴的なシーンに言及しています。物語の印象を大切にされたい方は、鑑賞後のご一読をおすすめいたします。

※注意:本記事には、暴力描写、過激な表現、心理的・社会的に敏感なテーマ(家族関係、差別、精神的葛藤など)が含まれる場合があります。苦手な方や未成年の方は閲覧にご注意ください。

参考レビュー:ぴあ映画 初日満足度調査 1位

総合まとめ

国内平均星評価:3.72/5

評価 :3.5/5。

海外平均星評価:3.49/5

評価 :3.5/5。

※このチャートは、確認できた国内外の評価サイトのスコアをもとに作成しています。
未評価のサイトは平均に含めていません。あくまで参考としてご覧ください。

あらすじ

(以下、公式サイトより引用)

山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。

そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。二人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。

あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。

そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして、ある男の名前が発表された。金室慎之介。あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人。高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が、ついに帰ってくる…。

それを知ったあおいの前に、突然“彼”が現れた。“彼”は、しんの。高校生時代の姿のままで、過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。

一方で、13年ぶりに再会を果たす、あかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。

出典:東宝MOVIEチャンネル映画『空の青さを知る人よ』

出典:東宝MOVIEチャンネル映画『空の青さを知る人よ』


古びたトンネルに差し込む夕暮れの光、映画『空の青さを知る人よ』が描くノスタルジックな雰囲気
川辺に置かれたギターと揺れる草木、映画『空の青さを知る人よ』の音楽が生む切ない余韻
神社の石段と鳥居、その上に広がる星空と月明かり、映画『空の青さを知る人よ』の幻想的なシーン

【次回予告】『MaXXXine マキシーン』

『X』『Pearl』に続く三部作の完結編となる『マキシーン』は、1980年代ハリウッドの華やかさと狂気を背景に、夢を追うマキシーンの姿を鮮烈に描き出します。これまで積み上げられてきた恐怖と欲望の物語がどんな結末を迎えるのか、ファンならずとも目が離せません。スタイリッシュな映像表現と、ミア・ゴスの体当たりの演技がどこまで観客を飲み込むのか――次回映画への期待を高めてくれる一作です。

このレビューを書いた人
高瀬 楓(たかせ かえで)
高瀬 楓(たかせ かえで)
映画と余韻のブロガー。  週末19時に更新中。
はじめまして。映画ブロガーの高瀬 楓(たかせ かえで)と申します。 「映画の余韻にじっくりと浸りながら、自分の視点で感じたことを丁寧に言葉にしたい」との思いから、映画レビューサイト《Silverscreen Pallet》を運営しています。 心に残るシーンやテーマを深く味わいながら、読者の皆さまの記憶に響くような記事をお届けできたら嬉しいです。
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