ウィキッド ふたりの魔女|舞台超えの映像美と歌声レビュー

【ご安心ください】
※本記事では、映画の結末や重要シーンの具体的な内容には触れていません。雰囲気やテーマ、鑑賞の目安を中心に紹介しています。
ユニバーサル・ピクチャーズ公式 映画『ウィキッド ふたりの魔女』本予告
あらすじ
(以下、公式サイトより引用)
やがて世界に“悪い魔女(ウィキッド)”“善い魔女”と語られるふたりの、眩(まぶ)しくて切ない物語。
魔法と幻想の国オズにある<シズ大学>で出会ったふたり― 誰よりも優しく聡明でありながら家族や周囲から疎まれ孤独なエルファバと、誰よりも愛され特別であることを望むみんなの人気者グリンダは、大学の寮で偶然ルームメイトに。見た目も性格も、そして魔法の才能もまるで異なるふたりは反発し合うが、互いの本当の姿を知っていくにつれかけがえのない友情を築いていく。
ある日、誰もが憧れる偉大なオズの魔法使いに特別な力を見出されたエルファバは、グリンダとともに彼が司るエメラルドシティへ旅立ち、そこでオズに隠され続けていた“ある秘密”を知る。それは、世界を、そしてふたりの運命を永遠に変えてしまうものだった…。
『ウィキッドふたりの魔女』は現在、Amazonプライムビデオでも配信されています。
忘れられない余韻を、ぜひご自宅でも味わってみてください。
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今この映画を見る理由
「緑の魔女の物語を知っていますか?長年待ち望まれた『ウィキッド ふたりの魔女』がついにスクリーンに登場。友情、誤解、自己解放――音楽と映像が生み出す感動を、あなた自身の心で体験してみませんか?」
【ネタバレ注意】
※本記事では、登場人物や象徴的シーンに触れ、私なりの考察や解釈を掲載しています。これより先はネタバレになりますので、物語を楽しみたい方は鑑賞後の閲覧を推奨します。
待望の映画化、その瞬間の感動
映画の世界に足を踏み入れた瞬間、冒頭の旋律が胸に響き、涙がこぼれそうになった。長年聴き続けた曲が、スクリーンの映像と融合して、観客の心を一気に物語世界へ引き込む。鳥肌が立ち、胸が熱くなる冒頭の数秒で、映画への期待感が最高潮に達したと感じた。

エルファバとグリンダ、二人の魔女の対比
グリンダは太陽のように眩しく、社交的で周囲の目を意識する。演出上手で、周囲にはこう見せたいという自己像を絶妙に操作する。一方、エルファバは逆境に屈せず、知性と精神力で自らの道を切り開く存在。彼女の姿に私は共感し、彼女の強さと孤独が胸に迫った。二人の性格の対比が、物語への感情移入をより深めていると感じた。

舞台演出と映像美
図書館での歌唱シーンでは回転する本棚が登場し、風の通りも心地よい。ラストの短いマントが空を舞ううちに大きく広がる演出は、エルファバの成長と心理変化を象徴しているようで、比喩としての映像表現に心を奪われた。過去の舞台版キャストの登場もあり、歴史的価値と感動が重なる瞬間だった。
音楽が生む感情の波
エルファバの「Defying Gravity」は、裏切り、絶望、新しい決意、希望が一曲に凝縮され、心が揺さぶられる。エンドクレジット曲も余韻を残し、観客を静かに物語の世界に浸らせる。音楽と映像が一体化した瞬間、物語の感情の深みを体感できたと感じた。

テーマと読者への問いかけ
「誤解される賢者」という普遍的テーマが、善悪や理解の難しさを問いかける。あなたなら、エルファバの立場でどう行動するだろうか。友情と裏切り、自己解放と社会の目――観客は、物語を通して自分自身の価値観や感情を振り返る体験ができると感じた。
歴史的価値と過去作とのつながり
舞台版のキャストが映画に登場することで、長年作品を愛してきた観客への特別なサービスとなる。映画化によって映像美と音楽が加わり、舞台では味わえなかった臨場感と心理描写の深みが増しているのも見どころだった。
🔗 関連作品・参考情報
🎬ジョン・M・チュウ監督
・過去作・関連作品:
-『イン・ザ・ハイツ』(2021年)
-『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016年)
🎭シンシア・エリヴォ
・過去作・関連作品:
-『ハドソン・ホーク』(2020年)
-『ハリエット』(2019年)
-『ウィキッド 永遠の約束』(2026年公開予定)
🎭アリアナ・グランデ
・過去作・関連作品:
-『ヘアスプレー ライブ!』(2016年)
-『ウィキッド 永遠の約束』(2026年公開予定)
🎭ジョナサン・ベイリー
・過去作・関連作品:
-『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(2025年)
-『ウィキッド 永遠の約束』(2026年公開予定)
公開日(日本):2025年3月7日
公式サイト:https://wicked-movie.jp/two-witches/
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光をまとうようなピンクのグリンダ、そして影の中に輝くブラックのエルファバ。
対照的なふたりを並べて飾ると、まるで映画のワンシーンが蘇るようです。
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